2016年8月7日(日) の午前中、飯山市飯山のアクアパーク飯山にて、「夏休み下水道学習イベント」を開催しました。このイベントは市内の子どもたちを対象に、様々な体験をとおして下水道への理解を深めていただこうというイベントです。ということで今回いろいろなメニューをご用意いたしました。
特別ゲスト、長野県生活排水対策を推進するキャラクター 「めぐるん」にも来てもらいました。 |
さいしょに水処理のしくみを学びました。川の汚れとなるものを当てるクイズは意外とむずかしい。 |
つぎに下水処理場で水処理に活躍する微生物の顕微鏡観察。この日は繊毛虫類の アスピディスカが優占していました。 |
つづいて工作の時間。飲料容器を利用した水中ポンプと透視度計の製作です。 水中ポンプは製作後早速試運転をしているすがたが見られました! |
ちなみにみなさんに作っていただいた、ポンプと透視度計です。 ポンプは一応ちゃんと水を汲み上げるんですよ! |
お次は水質測定の実習。「COD」という水の汚れの指標のパックテストをつかい、 「下水道汚水」「下水処理場処理水」「サイダー」「スポーツドリンク」「麦茶」の 5種類について、川に流した場合に川を汚す順番を当ててください!ということで 比較してもらいました。みなさんはどういう順番だと思いますか??(正解はいちばん下に。) 2種類の紙を張ったポイをつかってすくってもらいました。いかにティッシュペーパーが 丈夫であるか、体験できたと思います。水に溶けないものは下水道には絶対に流しては いけませんね!! |
この学習の中では下水道のしくみのほか、下水道から出る処理水や汚泥の有効利用の話もさせていただきました。これら下水道から生まれる資材は、作物の生育に有用な成分が豊富に含まれていたり、発電や熱エネルギーに転換できる物質を含むことから、これを積極的に余すことなく利活用しましょう!という取り組みが全国で広がっています。こちらにつきましては、日本下水道協会の「下水汚泥のリサイクル」のページをご覧ください。
今後も市民の皆様に下水道に親しんでいただくような企画を提供していきたいと考えております。
下水道係いろいろ担当:高橋
川を汚す順番の正解:サイダー⇒スポーツドリンク⇒麦茶⇒下水道汚水⇒下水処理場処理水 の順番でした。
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