2013年7月18日木曜日

プチ・ビオトープ

飯山市のなかでいちばん大きな下水処理場である「アクアパーク飯山」の敷地内には、
消雪用の小さなコンクリートの池があります。中には下水をキレイにした処理水が常時注ぎ込まれています。春から様子を観察しているのですが、どこから来たのか小さな魚がたくさんおり、処理水の中でも元気に泳いでいます。これから社会見学のシーズンを迎えるにあたり、コンクリートのままでは殺風景だし、サカナの産卵場所が無いということで、先週、池の一角に手を加えました。
消雪用池の様子。水温高によりアオコが発生中。


















手前向かって右の一角にビオトープっぽい場所をつくってみました。
底にブロックを並べ、敷地内沼地の泥を入れました。
泥の周りには植物と水草を寄せ集めて植えました。丁
度アオコの防波堤になっています。



















すると、今週(7/16)には、孵化してあまり経過していないと思われるとっても小さな稚魚が泳いでいるのが確認できました。居心地が良いのでしょうか。あとここのエリアはトノサマガエルの常駐場所でもあります。
愛称「トノ」の住処


















それにしても悩みの種は、際限なく発生するアオコ。一般の湖沼を比較すれば、窒素、リンの濃度は1ケタ高いので仕方がないところです。現在の池の構造では表面の水がオーバーフローしない構造になっているので、浮上する藻類は清掃しない限り蓄積する一方です。現在、改修を思案中です。
このように現在少しづつ処理場内の環境整備を進めています。近くにお立ち寄りの際は覗いてみてください。

(農集・浄化槽処理施設担当 高橋)



0 件のコメント:

コメントを投稿